大谷焼の里(徳島県鳴門市)

夏休みに、大谷焼の絵付け体験をしました♪

上のが焼き上がり、下のが絵付けをした段階です。息子を連れて行ったのに、私の方が楽しんでしまいました(笑)

大谷焼は、徳島県鳴門市大麻町に6軒の窯元がある伝統工芸の焼き物です。人がすっぽり入れちゃうぐらい大きい水瓶や睡蓮鉢が有名なのですが、普段使いの湯飲みや茶わん、おちょこなどいろんな商品もお店にはたくさん並んでいます。

今回お邪魔したのは「森陶器」さん。

間口はせまいのですが、店内に入ると奥に長ーい作りになっていて、広い!両側にはたくさんの焼物が並んでいます。大谷焼と言えば、茶色い素朴な味わいのものが基本なんですが、小物は結構いろんな色使いのものもあって、ながめているだけで楽すぃ~(*’▽’)リーズナブルなものもたくさんありますよ。

絵付け体験は、他にお客さんがいなければ当日でもできますが、予約のお客様が優先なので、確実に体験をしたい方は要予約です。お皿、お茶碗、湯飲み、コーヒーカップに好きな絵が描けます。焼く時にかける釉薬の色によって焼き上がりの雰囲気が違います。色は3つから選べます。

焼くタイミングと、窯に入れてから冷えるまでに1週間かかるんですって(゚Д゚)!なので、焼き上がりまで2~3週間かかるそうなので、遠方の方は着払いで宅配になります。

真剣にラプラス描いてるムスコ。鉛筆で下書きをした後(鉛筆の線は焼くと消えるそうです)、青い液をペンにちょんちょんと付けて線を描きます。ペン先は筆じゃなくて丸く削った割りばしみたいな硬い感じ。あまり細かい線は書けないのですが、なかなかうまく描けました。上から釉薬をかけて焼くと、描いた部分が釉薬をはじいて茶色に残るそうです。

こちらは、8年前に絵付け体験したお茶碗です♪この頃、となりのムーコちゃんにはまってました(^^ 

ちょっと大きめのお茶碗でとっても使いやすいんです。食洗器はご遠慮下さいとの注意書きをもらったのですが、なんのその、食洗器でガンガン洗っても8年間、無事に使えております(マネしないでください)

森陶器さんに行ったのは、登り窯も見学したかったからです。登り窯は、薪で焼物を焚く時の釜。下から薪を焚いて上の部屋に順番に火が登って行くように設計されているんだそうです。現在は、国の規制によって使われていませんが、こちらの森陶器さんの登り窯は、昔のままの形が残されており、見学することができます。

釜の部屋のひとつには実際に入ることができます。部屋の大きさとしては日本一なんだとか。大きな焼き物を焼くのに大きな部屋が必要だったからでしょうか。

釜の中には水琴窟が設置されていて、座って静かに耳を澄ますと水滴が落ちる音が釜に響いてなんとも心地よい風流な音を聞くことができます。

夏だったので、大きな睡蓮鉢に植えられたいろいろな種類の睡蓮が咲いていました。

大谷焼の里には6軒の窯元があり、それぞれ絵付け体験やろくろや手びねりによる陶芸も体験できるようです。いいなぁ。。。今度はぜひ、陶芸をやってみたい!

鳴門市公認ガイド 大谷焼の里 ←こちらに詳しく載っているのでご参考まで。徳島にお越しの際はぜひ寄ってみてくださいね。